音色のある部屋

音楽・ギター好きのブログです。

作詞作曲の話

 本日は目覚ましを掛けていたので、朝の儀式はあまりバタバタはしなくてすみました。でも、まだ余裕が欲しいかなぁ、ということはもっと早く起きるのか⁉

 

 作詞・作曲はどうやるの?と聞かれることがあります。

 私はまず詞先(詞を先に作る)・曲先(曲を先に作る)どっち?といえば、90%以上曲先です。曲を書き、曲のメロディーに合いそうな内容を詞にするといった感じでしょうか。

 私は言葉は昔から興味があり、中学生の頃、当時付き合っていた彼女に影響され、詩を書き始めました。一番最初の詩の題名「はと」…今は恥ずかしくて読めません。その後、短編詩だけでなく、やたら難しい言葉を使って哲学的に書いてみたり、自分の思いをつらつら書きなぐる的な習慣も加わりました、誰にも見せることはなかったですが。

 20代、作詞をするヴォーカルでプロを目指すようになってから、曲用の詞を書き始めました。最初はただ書けばいいではなく、韻や語呂合わせ、詩と比べても構成が違うこともあり大変でしたが、それでもやりがいや達成感は高いので続けていました。一時はプロミュージシャンになれるか不安を感じ、作詞家やライターを目指していたので、詩、作詞、エッセイ等を、それこそこれらすべてを諦め故郷に帰るまでは続けていました。独学ですが、言葉や文章の勉強も積み、言葉探しはほぼ毎日、バイトが終わってから、近くの安く飲める素敵なバーへ行き、楽しそうに飲んでいる人々の中、一人飲みながら、たばこをドカドカ吸いながら(今は吸ってませんよ)、「言葉ノート」なるものを作ったりしていました。私は小説を読む習慣がないため、さまざまな別ジャンルの書籍から言葉や表現を探したり、勉強していました。ある作詞のコンテストで入賞したり、るるぶジャパンの単発取材をさせてもらうこともありました。ああ、本当によく頑張ってたなぁ…

 作詞の方法は、実にシンプルです、座ってじっと考えます。曲先のため、まずはメロディーに合いそうな内容、そこから細かな展開や表現や言葉選びへと進みます。上手くいかない時はとりあえず中断しますが、結局、気付けば1日中、ところ構わず考えています、寝てる間も考えています。とにかくひたすら考えます、言葉、フレーズを探します。そして何度も何度も確認、改良を繰り返します、納得がいくまで。ノリであっという間に掛ける時もあれば、何日掛けても書けない時もあります。そして、完成してもすぐに発表ではなく、ベストは一回寝かせることでしょうか。再度読んでみると、新たな発想や表現を思い付いたり、逆にこれで充分!と決断出来るので。

 自分としてはブログやコラム・エッセイ等の文章を書くよりは難しい作業です。文章量が多い方が、当然表現や伝えたい事を伝えやすかったりします。文章量に制約がないのが一番楽です。私はブログ的文章は一日中書いていられます、文章が長くなれば切って、続きにすればよいし、短ければ、それら集めて一つにすればいいし、楽。なんて素敵なはけ口でしょう!読んでくれている皆さん、いつもお付き合いありがとうございます( TДT) ブログ等は長時間(まさに本編はそう)になる時は疲れはしますが肉体的な疲れで、作詞はさまざまな事を考え考え絞り出すの作業なので精神的に疲れます。短ければ短いほど書くのは難しいというわけではないですが、やはり制限があるため、構成にはとても気を使います。短歌とかと似てますかね。キャッチコピーなどは究極の短文・フレーズですが、あまりに短いため私は考えるのは好きです、いわゆる、「ひとフレーズに全集中!」でしょうか。歌の詞は、そのキーとなる(キャッチコピー的な)言葉にどうやって繋げて、どう展開してどう閉めるかまでが作業なので、これは難しい…

 スタンスとしては、自分の思いの丈を詞にぶつける!のではなく(たまにある)、言葉やフレーズで想いや心境、境遇や出来事、物語や風景をスケッチして、それを人と共感・共有してもらえるよう意識して書きます。たまにふざけます。例えばシンガーソングライター的に書く場合と誰かに提供する場合では、詞のパターンを変えます。

 以上が私の作詞法・作詞観でしょうか、これからは内容や表現方法も偏らないように書いていければなぁと思っています。それだけに、この前出来た子供の曲はとても嬉しかったですね。

 このブログもパパっと書くつもりが、少し長くなったので二部作にします。続きをアップ出来れば今日中に、次は作曲編、面白い作曲あるあるのお話もしますので、よければ読んで下さいね。